NHKドラマ【チョッちゃん】でナレーションのひと言が今話題となっています。
ナレーションで語られた『運命の出会い』とは今後どのような展開をもたらすのか。
今回は『運命の出会い』の言葉の意味を追求したいと思います。
チョッちゃんとはどのようなドラマ?
『チョッちゃん』は、1987年に放送されたNHKの連続テレビ小説です。このドラマは、黒柳徹子さんの母である黒柳朝さんの半生を描いた作品で、彼女の自伝『チョッちゃんが行くわよ』を原作としています。
物語は昭和初期から戦後にかけての時代のお話です。
北海道・滝川にうまれ、大自然の中で自由に育った北山蝶子(古村比呂)。父の反対を押し切って音楽学校に進んだ蝶子は、天才バイオリニストの岩崎 要(世良公則)と運命的に出会う。
やがて蝶子は要と結婚し、2人の子どもの母に。戦時色が濃くなる中、さまざまな困難をも天真らんまんに乗り越え、成長していく蝶子の半生を明るく描いた作品となっています。
『運命の出会い』がナレーションによって語られた場面とは?
『チョッちゃん』の第48話では、「運命の出会い」として語られる場面があります。
これは、主人公・チョッちゃんが安乃ちゃんを神谷先生に紹介するシーンです。ナレーションを担当する西田さんが、この出会いを「運命の出会い」と表現しています。
運命の出会いとは何を指しているのか?
『運命の出会い』というこの表現は、ドラマの中では恋愛を指しているわけではないようです。
こここでは物語の重要な転機となる出会いを強調するために使われています。
蝶子が安乃ちゃんを神谷先生に紹介する場面では、ナレーションで「運命の出会い」と語られています。この出会いは、安乃ちゃんの人生に大きな影響を与えるものであり、恋愛とは異なる意味での「運命の出会い」となっています。
『運命の出会い』というナレーションに対する視聴者のもどかしさ
物語で語られた西田敏行さんの重みのある『これが神谷と安乃の運命の出会いだ』というセリフ。
この先の展開として、大恋愛が始まるのではと感じた方も多かったのではないでしょうか?
SNSでもナレーションと実際の描写のギャップに戸惑う声も。
ここで言いたい『運命の出会い』の意味は?
『これが神谷と安乃の運命の出会いだ』というセリフの後は、何かが始まる様子は描かれていません。
しかし、運命の出会いと表現されたことで多くの人が何か恋でも始まるのかとざわついたようです。
『運命の出会い』とは安乃ちゃんにとって今後の人生の転機であることを視聴者に伝えたかったようです。
一方で、神谷先生にとっても教育者としての自分の在り方や使命を見つめ直す機会になり、また単なる教師でなく『人の人生を照らす恩師』として描かれています。
『運命的な出会いが人の生き方をどう変えるのか』ここを伝えたかったのではないでしょうか。
今後の展開の行方は?
「運命の出会い」のナレーションの後は、蝶子の人生がさらに大きく動いていきます。
蝶子は音楽の道を志しながら、戦争や結婚、育児などの波乱万丈な人生を歩んでいき、叔父・大輔の経営する映画館で紹介された天才バイオリニストの要との出会いは、彼女の人生に大きな影響を与え、交際を経て結婚へと進んでいきます。
まとめ
『この運命の出会い』がの本当の意味とは、”運命的な出会いが人の生き方をどう変えるのか”だったのではないでしょうか。
安乃は、神谷先生にとの出会いによって人生の転機が訪れます。 また神谷先生も安乃との出会いにより、教育者として自分を見つめ直す機会となったのです。
人生に影響を与え合ったこの関係こそが『運命の出会い』だったようですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。